何が起きたか
2026年4月7〜8日、東京・港区の八芳園でTEAMZ Summit 2026が開催された。AIとWeb3の融合をテーマにした日本最大規模のテクノロジーサミットで、国内外から約1万人が参加した。
経済学者の成田悠輔氏、Binance Japanの竹野武氏をはじめ、国内外のスタートアップ創業者・投資家・規制当局関係者が登壇。「AIエージェント」「ステーブルコイン」「プライバシー」の3テーマが議論の中心となった。
主要なセッションの概要
Day 1:AIは社会をどう再構築するか
Day 1のメインセッションでは、成田悠輔氏とBinance Japan代表・竹野武氏が「AIは社会を再構築し、Web3は信頼を再構築する」という命題をめぐって議論した。成田氏は「AIが経済の非効率を除去する速度はあらゆる予測を超えている」としつつも、「利益を受ける人と失う人の分断も同時に加速する」と指摘した。
Day 2:ステーブルコインとAIエージェントの実装可能性
2日目はより実務的な議論が展開された。ステーブルコインの国内規制の現在地と、AIエージェントが自律的に経済取引を行う未来像の2テーマが柱となった。各登壇者はプライバシー保護と利便性のトレードオフについても具体的な事例を交えて議論した。
X上の反応
会場内外のX投稿は、大きく3つの傾向に分かれた。
- 期待の声:「日本でもここまで本気のAI×Web3の議論が公開の場でできるようになった」「成田悠輔が言う『非効率の除去』は行政にこそ刺さる話だ」
- 懐疑の声:「結局Web3は誰のための話か。庶民には遠すぎる」「AIエージェントが自律的に資産運用するなら、誰が責任を負うのか」
- 実務視点:「ステーブルコイン規制が前進しないと企業はリスクを取れない」「AI×Web3の組み合わせが現実になるのは数年後かもしれないが、今議論しておくことに意味がある」
背景
TEAMZは日本発のブロックチェーン・Web3特化サミットとして2019年に始まった。直近数年でAIをメインテーマに加え、今回は参加者・スピーカー規模ともに過去最大となった。経産省が2026年3月に発表した「2040年までに世界のフィジカルAI市場で30%シェア獲得」という目標ともあいまって、日本のAI・テック業界への内外の関心が高まる中での開催となった。
注意点
- 今回のX上の主要投稿は英語メディア(Bitcoin.com News)が中心であり、日本語での一般への浸透度は限定的
- 成田悠輔氏らの発言の詳細はイベントの公式アーカイブ映像が公開される予定
- ステーブルコイン・AIエージェントの法整備は現在進行中であり、登壇者の発言は個人見解を含む点に留意